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日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。

2021年1月12日(火)の例会予告

題目: 「柳田ブーム」と「国家神道」論―1970年代の動向をめぐって―
発表者:  佛教大学大学院文学研究科 渡 勇輝
日時: 2021年1月12日(火)18時~
場所: Zoomでオンライン開催(参加希望者は前日までにshisoshiken@gmail.comにご連絡ください。)

主旨:
 柳田国男(1875-1962)の提示した「固有信仰」論は、民族的宗教としての「神道」概念を強固にして、戦後日本において「国家神道」に代わる機能をもったとされている。柳田の言説が戦後神道に影響力をもったことは間違いないが、この問題をさらに進めるためには、柳田のテキスト分析とともに、柳田がいかに再発見されてきたのかという同時代的な文脈にも注意する必要があるだろう。
 近年、村上重良の「国家神道」論が1970年代の時代状況のなかから読みなおされるにあたって、本報告では「柳田ブーム」と呼ばれる現象がまさにこの時代に展開してきたことに注目する。このような潮流がいかに連関していたのか、同時代状況の把握を試みたい。

参考文献:
井上寛司『日本の神社と「神道」』(校倉書房、2006年)
福田アジオ『現代日本の民俗学―ポスト柳田の五〇年』(吉川弘文館、2014年)
村上重良『国家神道』(岩波新書、1970年)
安丸良夫・喜安朗編『戦後知の可能性―歴史・宗教・民衆』(山川出版社、2010年)
山口輝臣編『戦後史のなかの「国家神道」』(山川出版社、2018年)

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