日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

11月09日 例会予告

論題:「治道」とはなにか――『大学是正』からみる伊藤蘭嵎の思想
報告者:石運(セキウン)
要旨:本報告は、従来の古義堂研究でさほど注目されなかった伊藤蘭嵎という人物に焦点を合わせ、その学問思想及び古義堂における位置づけについて簡単に考察したものである。まず先行研究の成果また現在調査した史料により、その経歴、著作を紹介した上で、『大学是正』という本からその独自な『大学』理解を分析する。また、今までの古義堂における『大学』認識に関する考察を踏まえて、仁斎から蘭嵎まで古義学の展開と変動についても把握してみる。

参考文献(一部)
・狩野直喜『読書撰余』弘文堂書房、1947
・加藤仁平『伊藤仁斎の学問と教育』第一書房、1979(初版1940)
・中村幸彦『中村幸彦著述集』第11巻、中央公論社、1982
・笠井助治『近世藩校の総合的研究』吉川弘文館1960
『近世藩校に於ける学統学派と学風』吉川弘文館1969
・西田耕三『啓蒙の江戸』ぺりかん社、2017
・劉勇『変動不居的経典:明代『大学』改本研究』2016
・陳文新編『四書大全校注』武漢大学出版社、2009

史料(一部):
伊藤仁斎『大学定本』(元禄十六年抄本、正徳四年刊本)
伊藤東涯『大学定本釈義』(享保十八年浄書本)
伊藤蘭嵎『大学是正』(天理自筆本、国会自筆本)

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