日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

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7月20日 例会予告

テキスト:第四章「東アジア近世世界の思想史的成立」大桑斉『近世の王権と仏教』思文閣出版、2015年
報告者:向静静
要旨:
本テキストは、儒教の研究者でもなく、中国・朝鮮思想史の研究者でもない大桑氏は、日本の江戸という時代の思想、仏教や民衆思想を考えるには、同時代の東アジア世界を捉えることが必要であると指摘した上で、その必要に迫られて考えたことについて論じたものである。テキストは、東アジア世界の成立、<心学>世界としての東アジア世界の形成、東アジア世界の変動と解体の始まり、という三つの主題をめぐって議論されたものだと思われる。考察の部分では、本テキストで取り上げられた、鈴木正三の仏教思想、壬辰倭乱と明清交替を契機に形成された朝鮮王朝後期(17〜19世紀)のいわゆる小中華意識についての日韓間での研究史の整理、日本近世の心学の特色などについて考察を行った。

参考文献
朴衷錫・渡辺浩編『国家理念と対外認識17−19世紀』、慶應義塾大学出版会株式会社、2001年5月
加藤みち子『鈴木正三の仏教思想』勉誠出版、2010年1月
吉田公平著『日本近世の心学思想』研文出版、2013年3月
井上厚史『韓国近代儒教改革運動における近代的思惟の形成 ―西洋・中国・日本の果たした役割―』、『北東アジア研究』第10号、2006年1月

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