日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

5月12日 例会予告

報告題名 「『日本書紀』の研究に関する覚書」
報告者 肖月
参考文献
遠藤慶太『日本書紀の形成と諸資料』塙書房、2015年
渡邉卓『『日本書紀』受容史研究 : 国学における方法』笠間書院、2012年
松本丘『垂加神道における日本書紀研究』弘文堂、2008年
神野志隆光『古事記と日本書紀「天皇神話」の歴史』、講談社、1999年
井上光貞・大野晋・坂本太郎・家永三郎校注『日本書紀』(五)岩波書店、1995年
井上光貞・大野晋・坂本太郎・家永三郎校注『日本書紀』(一) 岩波書店、1994年
西岡和彦「大山為起の日本書紀研究と藤森神社—近世中期神道家の古典研究—」『神道宗教』153、1993年
山田英雄『日本書紀の世界』教育社、1979年(講談社より2014年再刊)
久保田収「中世における日本書紀研究」『神道史研究』22-4、1974年
 今回報告の内容は古代宮廷の中で行われた「日本書紀講義」をはじめ、その講義のノートとしての「日本紀私記」、中世の日本書紀研究(卜部兼方の『釈日本紀』、吉田兼俱の『日本紀神代抄』、一条兼良の『日本書紀纂疏』)、近世の日本書紀研究(谷川士清の『日本書紀通證』、河村秀根の『書紀集解』、本居宣長の『日本書紀』観、伴信友の『日本書紀論』)、そして近代の日本書紀研究(敷田年治の『日本紀標註』、飯田武郷の『日本書紀通釈』、津田左右吉の『古事記及日本書紀の新研究』、小島憲之の『上代日本文学と中国語文学』)、現代の日本書紀研究(2010年台まで)という時間軸にそって、『日本書紀』はどのように読まれてきたのか、またどのように研究されてきたのかを概観するものです。
 なお、『日本書紀』の写本(主に近世以前の)と刊本(慶長勅版が最初)などを紹介し、「神代巻」の内容を簡単に触れる予定です。
 ではよろしくお願いいたします。

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