日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

2015年11月14日 修士論文構想報告会 報告要旨

本報告では、修士論文の先行研究・問題点及び構成案について報告した。西村茂樹が学事巡視(明治10年~17年)のため各県を訪問する時に、小学校を重要な対象として取り上げ、そして1880(明治13)年、河野敏鎌が文部卿になり、改正教育令を発布した後、続いて小学校教則綱領の制定に取り掛かり、そこから小学の道徳(修身)教育について論争が出て、特に西村茂樹と元田永孚との分岐は極めて目立つのである。それがゆえに彼の小学道徳教育思想を検討したいと思う。本報告では西村茂樹に関する先行研究及び彼の教育思想についての先行研究を整理し、彼の「東西折衷」思想及び「自由主義」思想について疑問を出した。そして、修士論文の章立て、つまり①先行研究の検討②明治前期の小学教育と西村茂樹③『小学修身訓』における西村茂樹の教育思想という三つの方面から検討しようと思った。最後に各章の内容構想および段取りなどについて報告した。

文責:張倩鈺

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