日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

12月12日例会予告

論題:闇斎学派の南朝正統論──神皇正統記の受容史における転換

報告者:齋藤公太(東京大学大学院)


要旨:

南北朝時代の公家・北畠親房によって書かれた『神皇正統記』は、後期水戸学において祭政一致の「国体」を表すテクストとしてとらえられ、そのような解釈は近代日本のイデオロギーへと継承されていった。かかる解釈の成立背景にはいかなる正統記の受容史があったのか、今回の発表では山崎闇斎学派の南朝正統論を通じて考察する。

参考文献:
岡野友彦『北畠親房──大日本は神国なり』(ミネルヴァ書房、2009年)
土田健次郎「朱子学の正統論・道統論と日本への展開」(吾妻重二・黄俊傑編『国際シンポジウム 東アジア世界と儒教』所収、東方書店、2005年)
鳥巣通明「北畠親房と崎門学派」(平泉澄監修『増補 北畠親房公の研究』所収、皇學館大學出版部、1975年)
内田周平「崎門学者と南朝正統論」(平泉澄編『闇斎先生と日本精神』所収、至文堂、1932年)

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