日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

2018年4月17日(火)例会予告

今年度から例会の時間は毎週火曜日の18:00へ変更いたしました。


論題:近代儒学の誕生をめぐって―井上哲次郎の江戸儒学三部作を中心に―

報告者:古文英

要旨:

「井上哲次郎の江戸儒学三部作」とは、いずれも富山房から刊行された井上哲次郎の『日本陽明学派之哲学』・『日本古学派之哲学』・『日本朱子学派之哲学』の三つの著作を指す。明治三十年代にこの三部作と比肩しうる徳川思想史は他に例をみないと高く評価されている。本発表は、井上によって三部作の執筆背景、特徴的な研究法、位置づけなどを検討し、三部作が作られたことの意味を考察するものであります。

参考文献
井上哲次郎『日本陽明学派之哲学』、富山房、1900年
井上哲次郎『日本古学派之哲学』、富山房、1902年
井上哲次郎『日本朱子学派之哲学』、富山房、1905年
井上哲次郎『井上哲次郎自伝』、富山房、1973年
大島晃「井上哲次郎の「東洋哲学史」研究と『日本陽明学派之哲学』」、『陽明学』9、1997年
大島晃「井上哲次郎の「東洋哲学史」研究」、『ソフィア:西洋文化ならびに東西文化交流の研究』、1996年10月
町田三郎「井上哲次郎ノート―漢学三部作を中心にして」、『中村璋八博士 古稀記念 東洋学論集』、汲古書院、1996年、963頁
井ノ口哲也「井上哲次郎の江戸儒学三部作について」、『東京学芸大学紀要 人文社会科学系Ⅱ』60、2009年
など

以上でよろしくお願いいたします。
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