日本思想史研究会(京都)のブログ

本研究会は立命館大学を拠点に、歴史学・思想史の問題について時代・地域に捉われることなく、深く考えていく場として設立されました。2014年度後期例会は、個人研究テーマ報告です。

5月25日 例会予告

5月25日の例会の報告につきまして、ご予告いたします。
議題:『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』の第ニ章明治期の「新しい仏教」の形成と展開―仏教青年たちのユースカルチャー を読む
テキスト:大谷栄一、『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』(ペリカン社、2012年、42頁ー70頁)
報告者:李佳鴻
内容: 今回の報告では、明治時における狭義の近代仏教の形成過程を紹介する上で、明治仏教の全体像、仏教とアジア認識についての内容も発表させていただきたいと思います。
主要参考文献:
1. 池田英俊『論集日本仏教史』(第8巻)雄山閣出版、 1987年
2. 吉田久一『日本近代仏教史研究』 川島書店 1992年
3. 岸本美緒『東洋学の磁場』岩波書店、2006年
4. 平川彰 『インド仏教史』(上)春秋社、2011年
5. 碧海寿広 『入門近代仏教思想』、筑摩書房、2016年
よろしくお願いいたします。
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5月18日 例会予告

 (本日から「近代仏教」がテーマのはずですが、日程の関係上、次回のみ7月から始まる「近世仏教」に関する報告となります。)

 論題:近世仏教から近世(思想)史像を捉え返す―大桑斉「仏教的世界としての近世」を読む―
報告者:石原和

 要旨(予告版):本稿は、「長年近世仏教の研究を進め、着実に成果を蓄積して、その全貌解明に肉薄しているほとんど唯一の研究者」とも評価される大桑斉の研究を通して、近世仏教から近世(思想)史像を捉え返すという氏の視座の意義を検討していくものである。その検討にあたり、①近年の仏教研究の状況を整理し、今仏教研究を行うことの意味付けをする。その上で、②近年の研究成果を元に、近世仏教堕落論の形勢、その克服という課題、大桑の登場とその研究の位置づけを図る。こうして、本報告で本題とする論文「仏教的世界としての近世」の位置を示した上で、③要約。④論文への評価、⑤学界での受容状況について指摘する。

 以上、よろしくお願い致します。



 
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5月11日 例会予告

タイトル:『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』の第一章「近代仏教になる」という物語ー日本近代仏教史研究の新たな視座―を読む
テキスト:大谷栄一、『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』、2012年
報告者:古文英
  
要旨:
 今回の発表は本書の第一章をめぐって、日本近代仏教の概念定義、日本近代仏教史研究の現状を紹介したうえで、中国近代仏教の主要内容及び中国改革開放以来三十年の仏教研究概要などを紹介し、中日近代仏教研究の現状を比較しようと思っております。

参考文献

単行本:
大谷栄一、『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』、2012年、ペリカン社
麻天祥、『 晚清佛学与近代社会思潮』 、2005年、河南大学(中国語)
肖平、 『近代中国佛教的复兴 与日本佛教界的交往录』、 2003年、广东人民出版社(中国語)
何建明、 『佛法观念的近代调适』、 1998年、 广东人民出版社(中国語)
郭朋等、『中国近代佛学思想史稿』、1989年、巴蜀书社(中国語)

論文:
纪华传、「中国近代佛学的主要内容及其时代特点」、『西南民族大学学报』(人文社会科学版)第3期 、2016年(中国語)
邱高兴 、「改革開放三十年来的佛学研究」、『社会科学战线』第11期、2008年(中国語)

よろしくお願いいたします。

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4月27日 例会予告2

(4月27日の例会報告は二人となっております)

議題:『近代仏教思想入門』を読む
テキスト:碧海寿広『近代仏教思想入門』筑摩書房、2016年
報告者:路剣虹

要旨:
 今回は、『近代仏教思想入門』をめぐって、近代仏教思想の展開を紹介し、そのうえで自分の近代仏教思想に対する考えを皆さんと検討したい。この著作は主に井上円了(1858-1919年)、清沢満之(1863-1903年)、近角常観(1870-1941年)、暁烏敏(1877-1954年)、倉田百三(1891-1943年)という五人をめぐって、日本近代仏教思想の展開を論じた。著者の研究によれば、この時期の仏教思想のキーワードは「哲学」と「教養」である。しかし、近代仏教思想への思索はこの一冊の著作を纏めて終わることではない。今学期他の資料やテキストへの勉強した上で、近代仏教思想について、より全面的に理解できる。

参考文献:
碧海寿広、『近代仏教思想入門』、2016年、筑摩書房。
大谷栄一、『近代仏教という視座 戦争・アジア・社会主義』、2012年、ペリカン社。
オリオン・クラウタウ編、『戦後歴史学と日本仏教』、2016年、法蔵館。
小川原正道、『日本の戦争と宗教 1899-1945』、2014年、講談社。
島薗進、『日本仏教の社会倫理――「正法」理念から考える』(第Ⅰ章、第Ⅵ章)、2013年、岩波書店。
林淳、「近代仏教の時期区分」、大谷栄一編『季刊日本思想史』七五号、2009年、ぺりかん社、3-11頁。

よろしくお願い致します。
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4月27日 例会予告

(4月27日の例会報告は二人構成となっております)

論題:「西村玲「近世仏教論」を読む」
課題論文:西村玲「近世仏教論」(『日本思想史講座・近世』ぺりかん社、2012年)
報告者:松本智也

要旨:

本報告は課題論文を要約した上で論点を剔出し、今後の研究会での議論の土台作りを目的とする。同時に『岩波講座日本歴史』など日本史の講座物シリーズで「近世仏教」が扱われている論文を発表年代ごとに検討し、この五〇年間で論点がどのように変化してきたのかを把握することとする。それにより課題論文で議論されている問題に対する理解の補強をはかり、今後の研究会での議論に資することとする。

参考文献:

藤井学「江戸幕府の宗教統制」(『岩波講座日本歴史11 近世3』岩波書店、1963年)
竹田聴洲「近世社会と仏教」(『岩波講座日本歴史9 近世1』岩波書店、1975年)
奈倉哲三「近世人と宗教」(『岩波講座日本通史12 近世2』岩波書店、1994年)
朴澤直秀「近世の仏教」(『岩波講座日本歴史11 近世2』岩波書店、2014年)

よろしくお願いします。
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